食品加工業⑤パン製造業と外国人技能実習

食品加工業コラム第5回目はパン製造業にフォーカスしてみたいと思います

パン製造業における技能実習生の現状

現在パン製造業で技能実習生として働いている外国人は約4000人います。

これは、惣菜製造業、水産加工食品製造業に次いで食品加工分野では3番目に多い分野となります。

パン製造業の歴史

技能実習としてパン製造業が2号移行対象となったのは2008年からで、それ以前は1年での受け入れしか行われていませんでした。

しかし、パン製造業の関連6団体による厚労省、中央能力開発機構に働きかけ、協力・同意を得て外国人基礎2級、1級、随時3級の検定試験を実施し、合格後には2号に移行でき追加2年間の研修を行えるようになりました。

まとめ

日本はもともと米文化であったため欧米諸国よりもパン製造という分野については歴史は浅いのですが、現在では世界的に見ても多くの種類のパンが作られています。ハイレベルな製パン技術を持った製パン会社や街のパン屋さんのおかげで、日本にいながら世界中のパンを味わうことが可能でありそういった技術を取得するために、将来パン職人をめざす外国人技能実習にとっては働きながら技術を取得できるいい制度であるといえます。

現在は日本でしか見かけないメロンパンやあんぱんなどの菓子パンや、やきそばパンやコロッケパンなどの惣菜パンが世界のコンビニエンスストアに並ぶ日も遠くないかもしれませんね。